水の危機
2013.03.21執筆記事
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*水の危機
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東京の水が危機的な状況にあります。
これまでに投稿した「ノート」で、水に関しては主に2つの投稿(「生命維持に欠かせない「水」の基礎知識」、「水道水は安全か」)をしていますが、「水道水は安全か」で取り上げた「TDSメーター」の値が、ここ最近高い数値の連続です。
▼高い数値の水道水
TDS(Total Dissolved Solids:総溶解固形物[濃度])メーターによる測定値は、昨今、150〜170ppm前後での推移です。東京都が公表している都の水の硬度が62ppmですので、100ppm以上が不純物という異常事態です。勿論、このような値の水が飲用に適した水であるとは言えません。
一般的に、飲用に適していると言われている水は、150ppm以下の測定値の水です。
▽定点観測による測定値
#全て、東京都世田谷区の水道水の実測値。
2012年10月06日:121ppm
2012年10月14日:133ppm
2012年11月07日:155ppm
2012年11月24日:144ppm
2012年12月04日:158ppm
2012年12月09日:162ppm
2012年12月19日:169ppm
2013年01月05日:157ppm
2013年01月14日:163ppm
2013年01月27日:165ppm
2013年03月11日:172ppm(煙霧の翌日)
2013年03月12日:170ppm
2013年03月21日:157ppm
▼花粉症の反応と水道水の関係
以下に記述する内容は、すべて身をもって体験したことです。
筆者は長年、重度の花粉症に悩まされてきましたが、食の改善や化学物質の排除をはじめ、さまざまな生活環境改善を試みた結果、昨年より花粉症の症状が緩和され、今年も殆ど症状が見られませんでした。
ところが、先頃の「煙霧」のあたりから、くしゃみ鼻水が連発し、水道水で鼻うがいや目の洗浄をしていたところ、症状が悪化してしまいました。
そこで、水道水による鼻うがい、目の洗浄をやめ、RO水や晩茶に変えたところ、一変して症状が緩和されました。
体内の化学物質の排除だけでなく、利用する「水」にも留意しなければならないことにあらためて気付かされました。
▼水に留意して身体に負担をかけない生活を
人間の身体は、成人男性の60%、女性の55%が「水」です。
日本の水は、世界に比べればまだ恵まれていますが、旧来の安全神話は既に崩壊していると考える方が妥当です。
調理に使用する水、水分補給のための水だけでなく、歯磨きや洗顔、手洗いのための水、これらにも留意をする局面に来ているのかも知れません。
ここ昨今、手洗いを頻繁にする必要がある作業に追われ、ひび・あかぎれのような症状となり手がかさついた状態でしたが、水道水を使わなくなっただけで、手に潤いが戻り、ひび・あかぎれも改善してきました。悲しいことですが、これが現実です。
水への基本的な対処の方法は、「ノート」の『生命維持に欠かせない「水」の基礎知識』を参考にしてください。
尚、先頃の「煙霧」ですが、苦渋の表現で正に国民を「煙(けむ)に巻いた」ようですが、これらの「煙(けむ)」や、日本の空と地表、そして人間の身体を傍若無人に汚染し続ける「ケム」にはご注意ください。
当然のことながら、これらは水を汚染し、水道水にも運ばれてくるのです。
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