オラが町のブログ

管理人による独断と偏見のブログです。少し辛口ですが地元と人々を愛するが故のこと。

酒気帯び運転

以下は二度とこのようなことをしないよう自身の教訓のために記したことで、酒気帯びを正当化することを書いているのではなく、コロナで収入が無くなったネトオタ君たち、ご苦労さまです。 アホなコメントは自動削除しています(^o^)

同じことは二度と繰り返すまいとの教訓から体験として経緯を残しておく。

18:00~20:00まで12~3人規模の宴会(歓送迎会)があり、そのまま21時ころまでその店で飲んでいた。ビールジョッキ2杯と日本酒を1合徳利で2本ぐらい飲んだ。

その後、宴席にいた人の提案で、近くにある私の事務所で二次会をすることになり、7~8人が私の事務所で飲んでいった。
私は、残務もあり、メールチェックをしながら知人にいただいた朝鮮人参酒をコップに1/3程度注いで、PCの前で飲んでいた。

12時にはお開きとなり、代行車を呼ぶか、近くの駐車場に駐めてある車で仮眠して酔いが冷めてから帰るか迷い、シートを倒せば寝ることができる車を選び後者にした。

約2時間ほど仮眠したところで知人からの電話で起こされ、送っていけと。そんなに深酒もしていないしもう大丈夫だろうと思い、エンジンをかけて駐車場を出て知人を乗せて5分程走ったところでいつの間にかパトカーが後ろについていた。

別にパッシングされたわけでも「止まりなさい」と言われたわけでもないが、不気味なので左に寄せて止まったところ、ニヤニヤして警察官が二人降りてきた。

【会話内容】
免許証見せてもらえますか? どうぞ(渡す) 飲んでないですよね? 昨日は飲みましたが今日は飲んでませんよ(事実)。 念のため確認させてもらいますんで、そこの空き地に車回して止めて下さい。 

警察車両に乗るよう促され取り調べ。
昨日のどこで何時頃どのくらい飲んだか聞かれ、風船を膨らまして検査機へ。
そうすると検出されたアルコール濃度が印刷された紙のシートが出てくる。
濃度は0.22。
0.15以上はOUTなので酒気帯び確定。
その後、歩行確認、フラつき確認では問題なしで、酒酔い運転ではなく酒気帯び運転で現行犯逮捕となり、生まれて初めて手錠をかけられた。

 

因みに余談だが海外先進各国での飲酒運転の基準は以下のとおり。

  • アメリカ:0.38 mg/l以上(州の平均)

  • イギリス:0.35 mg/l以上

  • ドイツ:0.25 mg/l以上

  • フランス:0.25 mg/l以上

疑問に思ったのが、一時停止違反も信号無視もしていないのになぜ止められたか?だ。実際は自ら止まったのだが、どうしてついてきたのですか?と聞くと、速度が少し遅かったから。夜間だと結構飛ばして走るのが通例らしい。スピード違反は無視して、法定速度は捕まえるのか?
まんまと罠にはめられた!と内心思ったのは事実。

さて、その後だが、普通の乗用車の後ろに座らされ、両サイドに警官が乗り、米沢警察署の裏口に連れて行かれて留置所へ。

もう一度、いつ誰と、どのくらい飲んで、酒気帯び運転した事実について質問され、私が答えた内容を、「ですます調」に作文して担当官が見せ、これで間違いないですか?と聞かれハイとい答えた。

その後、手錠を一旦外されて、身ぐるみを剥がされ、下着一枚になって身体検査、渡されたジャージに着替えさせられ、ゴムのスリッパを履かされ、自分の所持品の確認を細かく行ったあと再度手錠をさせられて留置部屋へ。

右側に留置部屋が並んでいて、満室?ぎみだった。
左側はカウンターで、その奥に見張り番が常駐している。
通路の真ん中辺りに白い線が引いてあり、そこで手錠を外され、入念な身体検査。
金属探知機担当とボディチェック担当の二人で行うこの検査は、ここを出入りするたびに行われる。

あなたは○○番で、ここでは全て番号で呼びますと告げられ、洗面、歯磨きしますかと言われたのでハイというと、タオルと昔安ホテルや温泉旅館に置いてあったペラペラの歯磨き粉付き歯ブラシを渡してくれて洗顔と歯磨き、ちなみに石鹸は部屋の中にも外にも無い、寝具をロッカーから出し、留置部屋に入れられ、就寝するように告げられる。
現在4時なので、あなたは今日の11時まで寝ることが出来ます。また、困ったことや、水が欲しい時はいつでも言って下さい。と人権を思いやった説明があった。

部屋は畳4枚とトイレ、半畳のトイレドア開放スペースで4畳半の間取り。
トイレは水栓で、手洗い場がついており、畳もきれいで居心地は悪くない。
20センチ四方の小窓から、弁当や飲み物が提供される。
弁当は暖かく幕の内弁当並みだ。
朝夕は水かお湯で、お昼だけお茶を選択できる。
日中は30分程度運動時間があり、その時に外が少しだけ見える部屋に行って運動らしきことができるらしいが、誰もする人はいないらしい。昔はタバコも吸えたようだが、今は廃止になったとのこと。
なかなか来ることがない良い機会だから、よく見ていって!と人懐っこい看守がいい人に見えた(笑)。
暇なので本を3冊まで借りるよう促され、マンガ本と小説を借りたが、結局はあまり読んでいない。新聞も30分を限度に他の囚人たちと順番に回し読みできる。2日とも産経新聞でどちらかと言えば右傾の新聞だ。

その日は、周りがざわついてうるさいので結局周りの勾留者と同じ時間に起きて、早く取り調べをしてくれるようにお願いするが、それは管轄外なのでわからないとのこと。

結局取り調べが始まったのが11時。取調室に連れて行かれ、手錠を外す代わりにイスにぐるぐる巻にされる。

約1時間事実確認後、昼食のためまた牢屋へ、13時に取り調べを再開し、17時30分頃まで延々と調書作成に付き合わされた。途中トイレに行きたくなったので1回のみトイレに行っただけで、飲み物や休憩は一切ない。
途中、写真撮影、指紋採種、身体検査の為10分ほど別室へ行った。

何が辛かったって言えば、眠気だ。なにせ2時間しか眠っていないので目をつぶると吸い込まれそうになった。取り調べというより、作文のお手伝いで、パソコンで作成して印刷し、訂正してまた印刷、まったくもって合理性のかけらもない作業で、またキーボードを打つのが遅く、私なら5分で全ての調書が終わってしまうぐらいの3~4枚ほどの調書を半日もかける。
漢字がわからないから辞書で漢字探しのお手伝い、年号がわからないから計算のお手伝い、色々お手伝いしているのだから、パソコンも僕が打ちますよ!とは流石に言えなかったが。。。

私の一番の気がかりは、今日帰れるかどうかだ。

恐る恐る、もう帰れますか?とたずねると、笑いながらそれはまず無理でしょう!今日の今日はどう頑張っても無理!ときっぱり言われてしまい、ガクっ!
そうだった、少し眠ったとはいえ今日捕まって今日の出来事だったと自分でも失笑。
48時間を超えることはないと聞いていたが、ちゃんと明日協力してくれれば私も早く出られるように努力するよと励まされその日は留置部屋で就寝。
床代わりすると眠れないたちなのだが、その日は流石に翌朝まで夢さえ見ずに熟睡してしまった。

面白いのは看守同士の雑談。
警察署向かい側のパチンコ台の話をしているようだ。
あの台でいくら勝った、この台は面白くない、この後行く?・・・などなど。

翌日は9時から取り調べが始まり、昼食後に身の上調書を作成して15時前には終わった。身元引受人に母が来て、押収された車を返してもらい、16時過ぎにようやく帰宅。

 

びっくりしたのは、友人知人が既に知っていたこと。
どうやら新聞やNCVに掲載されたらしい。
内容は読んでないが、まだ有罪となったとは確定していないのに個人情報を載せるのは新聞屋なら許せるのかね?
裁判で否認し無罪になったら訂正してくれるのか?NCVに限ってはご丁寧にも1週間連続で放送してくれている。
大都市ならネタにもならないことが、ここ米沢では人の足を引っ張る文化が定着しているので、こぞって田舎マスコミらが公開する。
しかも、捕まった時間が1時間もずれてるし、飲食店街から出てきた等とよくもまあ出鱈目を書くものだ。
一緒に飲んでいた知人も事情聴取を受けたらしい。
警察が言うには蛇行運転をしていたから止めたとのこと。
正直言って蛇行運転なぞしていないし、止められたわくじゃなく、自主的に止まったのだ。
実は止まったことを今更ながら後悔している。
止まらなければもしかしたらそのまま帰れたかもしれなかったが、今となってはどうでもよいことだ。

 

私は昔から普段できない良い経験や悪い経験によく遭遇する。
今回の経験は悪い経験だが、経験しないに越したことはないのは当然で、私の座右の銘は「自分の身に降りかかる事象現象は全てが必然で必要」である。
なので、この出来事も必然で必要だったのだ。
でなければ、きっと人身事故に行き着くまで「酒気抜けた思い込み運転」を続けていたことだろう。

 

追記

約2ヶ月と2日後、検察庁から呼び出しがあり、事実確認と、略式起訴でOKかの確認及び、処分が近々出る予定と告げられる。
ここでも作文のお手伝いだ。どうしてオッサン公務員は使えないPCをわざわざ使って時間を浪費したがるのだろうか?=税の無駄遣いに等しい。
結局5分で済むところを30分も費やして終わった。

13日後、罰金30万円の納付告知書が届いた。
即日納付し、その8日後意見の聴取通知書が届いて、免停90日に該当する旨と、その日から13日後に天童の免許センターへの出頭せよとのこと。

 酒気帯びの場合の軽減する確率はほぼ0%だと聞いていたので欠席するつもり。
近ければ貴重な体験なので出頭したかったが、出頭時間の9:30分まで行くのには6時の電車に乗らなければならず、終わるのは11時30分ごろと書いてある。そこからバスで駅に向い、電車を乗り継ぎ帰ればもう夕方だ。そんな丸一日もかかるところへ行く時間的余裕も意志もない。
だまってお沙汰を待つことにする。

 

付録
自転車の飲酒運転はどうだろう!?
ググッた結果は下記の通り

酒酔い運転の処罰規定である道路交通法117条の2 1号は、「第65条(酒気帯び運転の禁止)第1項の規定に違反して車両等を運転した者で、その運転をした場合において酒に酔った状態(アルコ-ルの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいう。…)にあった者」を処罰すると規定しています。

「車両等」とは、自動車・原動機付自転車・軽車両・トロリ-バス・路面電車のことをいい(道交法2条1項8号・13号)、「軽車両」には、自転車が含まれます(11号)。

以上の規定から、自転車の「酒酔い運転」は処罰の対象となるのです。

これに対して、政令酒気帯び運転の罰則規定である、道路交通法117条の4 2号は、「第65条(酒気帯び運転の禁止)第1項の規定に違反して車両等(軽車両を除く)を運転した者で、その運転をした場合において身体に政令で定める程度以上にアルコ-ルを保有する状態にあった者」を処罰すると規定、明文をもって軽車両を除外しています。 ですから、自転車については、酒酔い運転は処罰の対象となるが、酒気帯び運転は処罰されないということになります。

だそうです。

参考:保険村さん

 

ところが2015年6月1日道路交通法が改正された。
の内容は、14項目設定された危険行為について、3年間に2回以上の取締を受けた場合、自転車運転者講習の受講が義務づけられるというもの(対象は14歳以上)。
講習は3時間で、受講料は5,700円と、なかなかバカにならない金額。
これを受講しなかった場合は5万円以下の罰金が科せられ、いわゆる「前科者」の扱いになります。

14個の危険行為

1 信号無視

 2段階右折の信号無視

2 遮断機が下りた踏み切りへの進入

3 指定場所一時不停止等

4 歩道通行時の通行方法違反

5 制動装置(ブレーキ)不良自転車運転

6 酒酔い運転

7 通行禁止違反

8 歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)

9 通行区分違反

10 路側帯通行時の歩行者の通行妨害

11 交差点での安全進行義務違反等

12 交差点優先車妨害等

 優先道路の定義

13 環状交差点での安全進行義務違反等

14 安全運転義務違反

 今回の法改正で、最も不明確かつ重要なポイント

 根拠は道路交通法第70条

以上、自転車も気をつけましょう。